ＵＢＳ、第4四半期利益が予想上回る 30億ドルの自社株買い発表

　２月４日　スイス金融大手ＵＢＳグループが４日発表した２０２４年第４・四半期決算は、株主帰属純利益が７億７０００万ドルとなり、同社が提供したアナリスト予想の平均（４億８３００万ドル）を上回った。写真はＵＢＳのロゴで、２０２２年１０月にスイス・チューリヒで撮影（２０２５年　ロイター／Arnd Wiegmann）

Ariane Luthi

[チューリヒ ４日 ロイター] - スイス金融大手ＵＢＳグループが４日発表した２０２４年第４・四半期決算は、株主帰属純利益が７億７０００万ドルとなり、同社が提供したアナリスト予想の平均（４億８３００万ドル）を上回った。

今年最大で３０億ドルの自社株買いを実施するとも発表。上期に１０億ドル、下期に最大２０億ドルの自社株買いを行う。目標とする普通株式等Ｔｉｅｒ１（ＣＥＴ１）資本比率１４％前後を維持するとした。

ＵＢＳは２３年にクレディ・スイスを買収し、その後統合。今回で４四半期連続の黒字を計上している。

総収益は前年同期比７％増の１１６億ドル。同社が提供したコンセンサス予想１１５億ドルを小幅ながら上回った。

グローバルウェルスマネジメント部門の新規資産はネットベースで１８０億ドルとなり、アナリスト予想２１０億ドルを下回った。