英ディアジオ、中期売上高予想を撤回 米関税で先行き不透明に
ロイター / 2025年2月4日 18時37分
2月4日、蒸留酒で世界最大手の英ディアジオは、中期のオーガニック純売上高予想(5─7%増)を撤回した。写真は、スーパーマーケットの棚に陳列されたウィスキーのボトル。2024年10月、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボで撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Yadarisa Shabong Emma Rumney
[4日 ロイター] - 蒸留酒で世界最大手の英ディアジオは4日、中期のオーガニック純売上高予想(5─7%増)を撤回した。マクロ経済と地政学を巡る不透明感が業績回復ペースに悪影響を及ぼしているという。
テキーラとカナディアン・ウイスキーについて米国の関税の影響を軽減する措置を検討していることも明らかにした。トランプ米大統領は3日、メキシコとカナダに対する関税の発動を1カ月見送った。
朝方のロンドン株式市場で同社株は2.5%下落している。
ニク・ジャンジャニ最高財務責任者(CFO)は記者団に対し、3月1日に関税が発動された場合、テキーラを中心に今年度の営業利益に総額2億ドル前後の影響が出るとの見通しを示した。
デブラ・クルー最高経営責任者(CEO)は、米政府が週末に発表した関税で「最新の予測を示すのが一段と難しくなった」と表明。
同社は関税の影響を軽減するために利用可能な手段として、価格改定、在庫管理、投資の再配分、サプライチェーンの最適化などを挙げた。
同CEOは「関税が消費者、従業員、流通業者、レストラン、バー、その他小売店に与える広範な影響について、米政権と協議を続ける」と表明した。
関税の悪影響を最も受けるのはメキシコで製造し米国に輸出しているテキーラとなる見通し。米国に輸出しているカナディアン・ウイスキーにも悪影響が出るという。
2024年7─12月のオーガニック売上高は1%増。同社がまとめた市場予想の0.4%増を上回った。
北米と中国では消費者が依然慎重で、マクロ経済の回復に予想以上の時間がかかっているという。
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