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トランプ氏、米の対外援助機関閉鎖を検討 証拠示さず不正あったと主張

ロイター / 2025年2月5日 7時29分

トランプ米大統領は2月4日、米国の対外援助を担う国際開発局(USAID)の閉鎖を検討していると語った。写真はUSAIDのビル。3日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Kent Nishimura)

Jeff Mason Daphne Psaledakis

[ワシントン 4日 ロイター] - トランプ米大統領は4日、米国の対外援助を担う国際開発局(USAID)の閉鎖を検討していると語った。

記者団からまるでUSAIDを閉鎖する意向のようだがと聞かれたトランプ氏は、含み笑いをしながら「そう考えている」と答えた。

USAIDは混乱に包まれている。トランプ氏が就任早々、米国による大半の対外援助の実行凍結を命令し、同氏肝いりで「政府効率化省」トップになった実業家イーロン・マスク氏がUSAIDを「犯罪集団」などと批判して組織縮小に乗り出していたからだ。

トランプ氏は「マスク氏が大変良い仕事をした。彼がこのUSAID、つまり急進左派の狂信者たちの内部で発見した全ての不正を見なさい」と具体的な不正の証拠を示さずに主張した。

またトランプ氏はやはり証拠を挙げずに、5日にはUSAID内部で見つかった15件か20件の事案のリストに自身で目を通す可能性があり、それらが汚職であるのは間違いないと言い切った。

一方野党民主党は、トランプ氏の一連の行動に果たして法的根拠があるのか疑問視している。USAIDが閉鎖されれば、米国が行っている世界的な人道的援助に重大な影響を及ぼす公算も大きい。

2023年度に米国がUSAIDなどを通じて世界各地で提供した人道援助の総額は720億ドル。24年には国連が把握した人道援助全体の42%は米国が実施した。

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