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米州、公衆衛生逆戻りも コロナで予防接種など中断=WHO

ロイター / 2020年8月5日 3時1分

世界保健機関(WHO)の米州地域事務局である汎米保健機構(PAHO)のカリッサ・エティエンヌ事務局長は4日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、米州での予防接種や他の病気に対する最前線の治療が中断しており、過去数年間におよぶ公衆衛生上の進展が一掃されかねないと述べた。ブラジル・マナウスで2日撮影(2020年 ロイター/BRUNO KELLY)

[サンパウロ 4日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の米州地域事務局である汎米保健機構(PAHO)のカリッサ・エティエンヌ事務局長は4日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、米州での予防接種や他の病気に対する最前線の治療が中断しており、過去数年間におよぶ公衆衛生上の進展が一掃されかねないと述べた。

パンデミックにより、エイズウイルス(HIV)や結核などの感染症や糖尿病などの慢性疾患に対する治療が悪影響を受けていると会見で指摘。治療の中断や中止が見られ、「米州は数年間にわたる公衆衛生上の進展を数カ月で失う恐れがある」と語った。

また各国政府に対し、公衆衛生面への歳出を少なくとも国内総生産(GDP)の6%に引き上げるよう要請。現在の平均3.7%では不十分とした。

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