ＥＵ、豪向けワクチン輸出差し止め　輸出承認制度の延長検討＝関係筋

ロイター / 2021年3月5日 2時3分

関係筋によると、欧州連合は４日、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンのオーストラリア向け輸出を差し止めた。写真は３月３日、独ゼンフテンベルクで撮影（２０２１年　ロイター／Hannibal Hanschke/Pool） A package of the AstraZeneca COVID-19 vaccine is shown in the state of Brandenburg where the first coronavirus vaccinations are given in doctors' surgeries, in Senftenberg, Germany, March 3, 2021. REUTERS/

［ブリュッセル　４日　ロイター］ - 欧州連合（ＥＵ）は４日、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンのオーストラリア向け輸出を差し止めた。関係筋２人がロイターに対し明らかにした。

アストラゼネカがＥＵ向けのワクチン供給契約を順守していないことが理由という。

関係筋によると、輸出が差し止められたのはイタリアで製造された約２５万回分のワクチン。

さらに、複数の関係筋によると、ＥＵは域内から新型コロナワクチンを輸出する際、ＥＵ側の事前承認取得を製薬企業に義務付けた制度を６月末まで延長することを検討している。

同制度はＥＵに必要なワクチンを確保するため１月末に導入され、３月末に期限を迎える。ある当局者は、ドイツやフランスを含め、加盟国の多くが制度の延長に賛成していると指摘した。

欧州委員会からのコメントは得られていない。

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