豪中銀国債買い入れ計画、大手銀の見方分かれる 減額見通しも
ロイター / 2021年6月4日 15時52分
オーストラリア4大銀行のうち、ウエストパック銀行とオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のエコノミストは、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が金融緩和政策の「柔軟化」に踏み切るとみている。写真は豪ドル紙幣、2018年2月撮影(2021年 ロイター/Daniel Munoz)
[シドニー 4日 ロイター] - オーストラリア4大銀行のうち、ウエストパック銀行とオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のエコノミストは、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が金融緩和政策の「柔軟化」に踏み切るとみている。
他の大手2行は見方を異にしており、最終的にテーパリング(量的緩和の縮小)に至る道筋の不確実性が浮き彫りとなった。
ウエストパックとANZは、RBAが7月6日の金融政策決定会合で、週50億豪ドルのオープンエンドの国債買い入れを発表すると予想。現在の週50億豪ドルの購入ペース継続を予想する一方で、総額にコミットすることは避けるとみている。
これまでは共に、6カ月間に1000億豪ドル規模の買い入れを行うプログラムの第3弾を発表すると予想していた。
ANZとウエストパックのエコノミストは、経済は新型コロナウイルス危機から急速に回復しているものの、インフレ率が依然低迷していることを考慮すると、RBAがテーパリングを開始するのは時期尚早だとの見解を示した。
一方、コモンウェルス銀行(CBA) はRBAが買い入れ規模を500億豪ドルに半減させるとみており、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)は750億豪ドルへの減額を予想している。
4行とも、RBAが3年物国債利回りの誘導目標を0.1%としている政策を2024年4月以降も続ける可能性はないとしている。
RBAのロウ総裁は、7月の決定会合後に異例の記者会見を行う予定。ウエストパックは、この会見はRBAが依然としてバランスシートの拡大に積極的であることを投資家に確信させるために設定された可能性があると指摘している。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1「今買わないと後悔しますよ」 客を萎えさせる「店員の声かけ」はこれだ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 8時5分
-
2福井のブランド米「いちほまれ」の新米、昨年より価格6割高で店頭に…生産量は2000トン増の見通し
読売新聞 / 2024年9月22日 8時43分
-
3「無料のモノはもらわない」お金のマイルール 日々を健やかに過ごす「失敗を許容するお金」
東洋経済オンライン / 2024年9月22日 9時0分
-
4「三菱商事、伊藤忠、ゴールドマン・サックス」がずらり…偏差値55なのに就職実績"最強"の「地方マイナー大学」の秘密
プレジデントオンライン / 2024年9月22日 10時15分
-
5「チープカシオ」なぜ人気? 安価だけではない、若者に支持される理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 7時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください