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パナマ運河通航制限で世界供給網に悪影響=S&P

ロイター / 2024年4月4日 10時42分

 世界有数の貿易路である中米パナマ運河で通航制限が続くことを受け、S&Pグローバルは4月3日、貨物や原材料の運送需要が高まる時期に世界のサプライチェーン(供給網)に悪影響が及ぶ恐れがあると警鐘を鳴らすアナリストリポートを発表した。昨年5月、パナマ運河で撮影(2024年 ロイター/Aris Martinez)

Marion Giraldo

[メキシコ市 3日 ロイター] - 世界有数の貿易路である中米パナマ運河で通航制限が続くことを受け、S&Pグローバルは3日、貨物や原材料の運送需要が高まる時期に世界のサプライチェーン(供給網)に悪影響が及ぶ恐れがあると警鐘を鳴らすアナリストリポートを発表した。

船舶がパナマ運河を通航する際には水位調節が不可欠。しかし、運河に水を注ぎ込む水源となるガトゥン湖では深刻な干ばつのため水位が低下しており、パナマ運河庁は2023年以降、通航制限を数回実施してきた。

水位は今年3月に上昇し、運河庁は1日当たりの通航数を24隻から27隻に増やした。ただ、5月以降の雨季とされる時期の通航数は例年約36隻に及ぶ。今後、予想通りの降雨量が観測されれば、運河庁は例年通りの通航数に戻す方針だ。

S&Pは「コンテナ船には運河通過の優先権があり、影響は依然見られないものの、事態は変化しつつある」と指摘。穀物や鉄鉱石などを積み荷とするばら積み船が打撃を受けている。

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