フィンランドで破損した地中通信ケーブル復旧、建設作業が原因か

［ヘルシンキ　３日　ロイター］ - フィンランド政府は３日、同国で２日に起きた２件の地中光ファイバー通信ケーブルの破損について、犯罪行為によるものではなく建設作業が原因と考えられるとの見解を示した。

バルト海の２カ所で最近、海底通信ケーブルが相次いで切断されたことを受け、北欧の警察は警戒姿勢を強めている。

フィンランド警察は声明で２日の地中通信ケーブルの破損について、建設現場での掘削作業が原因とみられると説明。「２件の地中通信ケーブルの破損が犯罪行為によるものだと疑う理由はない」と付け加えた。

フィンランドのランネ運輸・通信相も、地中通信ケーブルの破損は事故によるものとみられると述べた。同国の運輸通信機構トラフィコムも同様の見方を示した。

トラフィコムによると、２本のケーブルとも３日午後の早い時間に復旧した。

スウェーデン郵便電気通信庁によると、破損が起きたケーブルはフィンランドとスウェーデンを接続している。