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途上国の対外債務返済が過去最高、保健・教育予算を圧迫=世銀

ロイター / 2024年12月4日 10時12分

12月2日、世界銀行は、発展途上国の2023年の対外債務返済が1兆4000億ドルと過去最高を記録したと明らかにした。写真は同行のロゴ。2023年4月、ワシントンで撮影(2024年 ロイター/ELIZABETH FRANTZ)

David Lawder

[ワシントン 2日 ロイター] - 世界銀行は2日、発展途上国の2023年の対外債務返済が1兆4000億ドルと過去最高を記録したと明らかにした。金利負担は20年ぶり高水準となり、保健や教育、環境といった分野の予算が圧迫されている。

世銀の国際債務報告書によると、途上国の対外債務利払いは4060億ドルに急増した。最貧国の負担が最も深刻となっている。

国際開発協会(IDA)からの融資適格国は23年に過去最高の962億ドルの支払いを行った。利払い費用は過去最高の346億ドルで、10年前の4倍に増えた。

世銀によると、IDA適格国は現在、輸出収入の平均6%を対外債務返済に充てており、これは1999年以来の水準。一部の国では支払額が輸出収入の38%に達している。

23年末時点で、全ての低所得国および中所得国の対外債務残高は過去最高の8兆8000億ドルで、20年から8%増加した。

世銀のチーフエコノミスト、インダーミット・ギル氏は声明で、「多国間機関は、債務返済と保健、教育、その他の主要な開発優先事項への支出のバランスをとるのに苦慮している貧困国の最後の頼み綱となっている」と述べた。

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