エルドアン・プーチン両氏が電話会談、シリア紛争再発協議

　１２月３日、トルコのエルドアン大統領は、シリア紛争の再発についてロシアのプーチン大統領と電話で協議した。ロシアで開かれたＢＲＩＣＳサミットで１０月撮影（２０２４年　ロイター／Alexander Zemlianichenko/Pool via REUTERS）

[イスタンブール ３日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は、シリア紛争の再発についてロシアのプーチン大統領と電話で協議した。エルドアン氏の事務所が３日Ｘに投稿した。

シリアの反体制派は、先週北部のアレッポを制圧し、３日には中部の主要都市ハマ付近まで前進した。

エルドアン氏側の声明は、同氏はプーチン氏に、トルコはシリアの領土保全を支持しており、同国における公正かつ持続的な解決を目指していると伝えたと説明。「エルドアン大統領は、この地域における外交余地拡大の重要性を強調し、シリア政府は政治的解決プロセスに関与すべきと指摘した」と報告した。

さらに、シリアが一段の不安定化要因になってはならないと言明。「エルドアン大統領は、最近のシリア情勢を利用しようとするテロ組織クルド労働者党（ＰＫＫ）と傘下組織との戦いにおいて、トルコは今後も断固たる姿勢を維持すると述べた」という。