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仏議会、内閣不信任案を可決 バルニエ首相辞表提出へ

ロイター / 2024年12月5日 6時16分

フランス議会は4日、内閣不信任案の採決を行い、議員574人中331人が賛成票を投じ可決された。同日撮影(2024年 ロイター/Sarah Meyssonnier)

Elizabeth Pineau Michel Rose

[パリ 4日 ロイター] - フランス議会は4日、内閣不信任案の採決を行い、議員574人中331人が賛成票を投じ可決された。これを受け、バルニエ首相はマクロン大統領に辞表を提出する。 

フランスで内閣不信任案が可決されるのは1962年以来初めて。予算成立と巨額の財政赤字の抑制が危ぶまれる政治的混迷に陥った。

野党はバルニエ首相による緊縮型の2025年度予算案に反対し、左派連合と極右が一致して不信任案を提出していた。

バルニエ首相は採決前、「財政赤字の現実は不信任案の魔法で消えることはない」と語り、次にどの政権が誕生しても財政赤字は再び頭を悩ませることになるとしていた。

マクロン大統領が6月に早期の総選挙に踏み切ったことが議会の二極化を招き、今回の政局行き詰まりにつながった。

政治的危機からの脱出は容易ではなく、マクロン氏にとっても打撃となる。

マクロン大統領は5日1900GMT(日本時間6日午前4時)から国民向けにテレビ演説を行う。

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