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サウジ、国民の聖地巡礼も禁止に 新型ウイルス懸念で

ロイター / 2020年3月5日 14時14分

 3月4日、サウジアラビアはイスラム教の聖地であるメッカとメディナへの外国人の巡礼を一時的に禁止している措置について、対象を国民や国内居住者にも広げた。新型コロナウイルスへの懸念が理由。写真はメッカで2月撮影(2020年 ロイター/Ganoo Essa)

[リヤド 4日 ロイター] - サウジアラビアはイスラム教の聖地であるメッカとメディナへの外国人の巡礼を一時的に禁止している措置について、対象を国民や国内居住者にも広げた。新型コロナウイルスへの懸念が理由。国営サウジ通信(SPA)が伝えた。

サウジ当局は2日、国内で初めて新型ウイルスの感染者が確認されたと発表。4日には2人目も確認されたことを発表している。両者ともにサウジアラビア人で、イランを最近訪問したことを明らかにしていなかったという。イランは中国以外では最も多くの死者が確認されている。

SPAはサウジ内務省当局者の話として「コロナウイルス監視のため任命された委員会の勧告に基づき、サウジ国民とサウジ国内居住者のウムラ(小巡礼)を一時的に停止することを決めた」と報じた。

今回の措置は定期的に見直され、状況に変化があれば撤回されるという。

ウムラは年間を通じて行われ、ハッジ(大巡礼)と区別される。ハッジは年に1度、1週間にわたって行われ、世界中から200万人のイスラム教徒が集まる。今年のハッジは7月下旬に始まる。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

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