4月の独鉱工業受注指数、前月比-25.8％ 統計開始以来最悪

６月５日、ドイツ連邦統計庁が発表した４月の鉱工業受注指数は前月比２５．８％低下と、１９９１年の統計開始以来、最大の低下となった。フランクフルトで５月撮影（２０２０年　ロイター/Kai Pfaffenbach）

［ベルリン　５日　ロイター］ - ドイツ連邦統計庁が発表した４月の鉱工業受注指数は前月比２５．８％低下と、１９９１年の統計開始以来、最大の低下となった。新型コロナウイルスの流行でドイツ製品に対する内外の需要が落ち込んだ。

ロイターがまとめたアナリストの予想は１９．７％減だった。

統計庁によると、国内の受注は前月比２２．３％減少、海外からの受注は同２８．１％減少した。

経済省は声明で「（新型コロナ規制の）段階的緩和を踏まえると、鉱工業不況の最悪期は過ぎたとみられる」との見方を示した。