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カナダ雇用者、5月は予想外のプラス 失業率は過去最高13.7%

ロイター / 2020年6月6日 2時48分

[オタワ 5日 ロイター] - カナダ統計局が5日発表した5月の雇用統計は、雇用者数が28万9600人増と、市場予想の50万人減に反してプラスに転じた。一部の地域で封鎖措置が緩和されたことを反映した。

失業率は13.7%と過去最高になったものの、市場予想の15.0%ほど高くなかった。

ロイヤルバンク・オブ・カナダのシニアエコノミスト、ネイサン・ヤンセン氏は「月間の雇用増加数はカナダ史上最も多いとみるが、3月と4月に失った雇用と比べるとわずかだ」と述べた。4月は約200万人減だった。

BMOのチーフエコノミスト、ダグ・ポーター氏は「北米で経済低迷が4月に底を打ち、5月に持ち直し始めたことが改めて示された」と指摘。「まだまだ先は長い」と付け加えた。

カナダ統計局によると、新型コロナによって一時的に職を離れ求職活動をしていない140万人は反映していない。反映した場合、失業率は19.6%になっていた。

高失業率の一因は学生が夏の仕事を探すために労働市場に参入したことだ。新型コロナの支援金を受けるためには積極的に求職活動をしている必要がある。夏の仕事を探す学生の失業率は40.3%と、前年同月の13.8%から急騰した。

業種別では生産部門が16万4700人増。製造業と建設業が好調だった。サービス部門は卸売りと小売りがけん引する形で12万4900人増。宿泊や食品サービスも好調だった。

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