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米、イランと広範な協議の用意 強硬路線は維持=国務省特別代表

ロイター / 2020年6月6日 6時30分

[ワシントン 5日 ロイター] - 米国務省のイラン担当特別代表、ブライアン・フック氏は5日、イランと核プログラムやその他の問題で広範な協議を行う道筋はまだ開かれれているとしながらも、これまでのところ、交渉は囚人交換に限定されていると述べた。

イランは2018年から拘束していた米海軍退役軍人のマイケル・ホワイト氏を4日に解放。一方、米政府は対イラン制裁違反で有罪を認めたイランと米国の二重国籍の医師が家族に面会するためイランを訪れることを認めた。

フック氏は記者団に対し、「トランプ大統領は長らく外交への道筋を開いてきた。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長とも3回会談を行った。イランも米国の外交に外交をもって対応することを望んでいる」と述べた。

ただ、米国とイランとの間の交渉はこれまでのところ、囚人交換から核プログラムのような問題に発展するには至っていないと指摘。「臆病で弱気な態度はイランの一段の攻撃を招く」とし、核プログラムなどを巡りイランが協議に応じるよう、トランプ政権は強硬な経済制裁を導入する政策を維持すると述べた。

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