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豪、今年度予算のインフラ支出を前倒し実施へ コロナに対応

ロイター / 2020年10月5日 14時44分

 10月5日、豪政府は、今年度(2020年7月から21年6月まで)予算の正式発表を翌日に控え、新型コロナウイルス流行で打撃を受けた同国経済を支えるため、予算に盛り込む約75億豪ドル(53億9000万米ドル)相当のインフラ事業を前倒しで実施する方針を明らかにした。写真はフライデンバーグ財務相。オーストラリアのキャンベラで2018年8月撮影(2020年 ロイター/David Gray)

[メルボルン 5日 ロイター] - 豪政府は5日、今年度(2020年7月から21年6月まで)予算の正式発表を翌日に控え、新型コロナウイルス流行で打撃を受けた同国経済を支えるため、予算に盛り込む約75億豪ドル(53億9000万米ドル)相当のインフラ事業を前倒しで実施する方針を明らかにした。

予算は通常、5月に公表されるが、コロナ感染拡大の影響を見極める時間を確保するために延期されていた。

アナリストは政府の財政赤字予測が2000億豪ドル(1427億米ドル)と、過去最大に上ると見込む。昨年度の推定853億豪ドルから赤字が拡大するとみられる。

コロナ危機を受けて政府は今年度の支出として既に、3140億豪ドルの財政刺激策を打ち出しており、6日発表の予算には追加支出を盛り込むと約束している。財政収支は少なくとも向こう4年は赤字にとどまるとみられている。

モリソン首相は道路や鉄道事業向けの75億豪ドルのインフラ支出を発表する文書で「6日の予算を通じた投資が国の経済を押し上げる」と強調。直接・間接雇用の推定3万人の支援につながるとも述べた。

コールマン金融相は5日のラジオ番組で「数字は悪いものになるだろうが、われわれにはその原因が分かっている」と強調。

フライデンバーグ財務相は週末に、予算案は来年にコロナワクチンが供給されているとの前提を置いていると説明し、雇用を最優先していると強調した。

同相が6日夜に発表する予定の予算には、減税策、新規採用や投資への奨励金、製造業・観光業・銀行業向けの支出も含まれる見通し。

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