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トランプ氏の容体なお不明、医師は5日にも退院と説明

ロイター / 2020年10月5日 14時49分

 10月5日、新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領の医師団は、大統領が早ければ5日にも退院できる可能性があるとの見方を示した。写真は主治医のショーン・コンリー氏。メリーランド州 で4日撮影(2020年 ロイター/Erin Scott)

[ワシントン 5日 ロイター] - 新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領の医師団は、大統領が早ければ5日にも退院できる可能性があるとの見方を示した。だが容体は依然はっきり分かっておらず、外部の専門家からは、症状は深刻な可能性もあるとの指摘が出ている。

2日からワシントン郊外のウォルター・リード米軍医療センターに入院しているトランプ氏は、自身の回復ぶりをアピールするため複数の動画を公開。

ツイッターに投稿した4日の動画では「非常に興味深い体験だ。新型コロナ感染症について大いに学んだ」などと述べていた。

11月の大統領選に向けて民主党のバイデン前副大統領との激しい争いに直面する中、ホワイトハウスに戻ることができれば、事態正常化の雰囲気を示す一助になるかもしれない。

トランプ氏の医師団は、大統領の容体は回復しており、早ければ5日にもホワイトハウスに戻れる可能性があると述べた。

一方で、重症患者のみに通常使用されるステロイド薬「デキサメタゾン」を治療に取り入れているほか、投与期間5日の抗ウイルス薬「レムデシビル」を使った治療もまだ2日しか行っていない。

主治医のショーン・コンリー氏は4日の記者会見でトランプ氏の容体について、2日午前に高熱が見られたほか、血中酸素濃度が一時低下したため酸素吸入を行ったことを確認し、当初の説明より実際には症状が重かったことを認めた。

治療に関わっていない外部の医師らは、コンリー氏の説明以上にトランプ氏の容体は深刻だとみている。体重や年齢を考慮すると、トランプ氏は重症化のリスクが比較的高いグループに入る。

トランプ氏は新型コロナの感染拡大以降、一貫してそのリスクを矮小化し、社会的距離の指針などを軽視してきた。

4日には入院先の病院の外に車で短時間出て、支持者に手を振った。トランプ氏は、兵士や救急医療の従事者などファーストレスポンダーとも会っていると述べており、感染拡大リスクが懸念されている。

民主党のバイデン氏は9月29日のテレビ討論会後、複数回にわたる検査で陰性結果が出ている。5日には世論調査で支持率が拮抗しているフロリダ州を訪問する。

トランプ氏は最高裁判事に指名したエイミー・バレット氏の議会承認も実現したい意向だ。9月26日にホワイトハウスで行われたバレット氏の指名発表式に参加した複数の人がこれまでに新型コロナ検査で陽性と判明している。この中には、バレット氏の承認採決を行う上院の共和党議員2人も含まれる。

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