英経済、コロナ流行とEU通商合意なしで年1740億ドルの損失=試算
ロイター / 2020年10月5日 15時21分
法律事務所ベーカー&マッケンジーは、新型コロナウイルス流行と欧州連合(EU)との通商合意締結失敗という2つの要因による英国の経済的損失が、今後10年間は毎年、約1340億ポンド(1740億ドル)に上るとの試算を示した。写真は2020年10月4日にロンドンのBBC本部を訪れたマスク着用のジョンソン首相。(2020年 ロイター/Henry Nicholls)
[ロンドン 5日 ロイター] - 法律事務所ベーカー&マッケンジーは、新型コロナウイルス流行と欧州連合(EU)との通商合意締結失敗という2つの要因による英国の経済的損失が、今後10年間は毎年、約1340億ポンド(1740億ドル)に上るとの試算を示した。
ジョンソン英首相はEUと通商合意をまとめる期限を10月15日に設定している。合意が締結された場合は、EU離脱後の移行期間が今年末に終了する際に発効することになる。
ベーカー&マッケンジーの最新リポートによると、コロナ流行によって英国の国内総生産(GDP)は、流行前に見込まれていた水準比で2.2%押し下げられる見通し。
これに加え、通商合意が結ばれた場合でもブレグジット(EU離脱)によって長期的に、EU残留を仮定した場合に比べてGDPが3.1%減り、モノの輸出は6.3%減少するとみられる。
通商合意が結ばれない場合のEU離脱による経済的損失はGDP比で3.9%に拡大するとした。
リポートは「企業はブレグジットによる追加コストをサプライチェーン再構成によって相殺するための措置を取っているが、英製造業の輸出収入は大幅に減少する見通し」と指摘。
「英国のEU離脱による損失は非常に大きくなる公算が大きく、政府は政策を総動員して経済的ダメージを和らげる必要があるだろう」とした。
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