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中国、英仏印など5カ国からの入国禁止 外国人対象

ロイター / 2020年11月6日 1時58分

 11月5日、中国は世界的に新型コロナウイルス感染者が増加する中、一部渡航者を対象に英国とベルギーから中国本土への入国を禁じた。写真は北京で5月撮影(2020年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)

[北京 5日 ロイター] - 中国は、世界的に新型コロナウイルス感染者が増加する中、英国、フランス、ベルギー、フィリピン、インドからの外国人渡航者を対象に入国を禁止した。正式なビザ(査証)や在留許可証を持っていても入国できない。また、米国、フランス、ドイツからの入国者に厳格な検査を義務付ける。

在英国の中国大使館は4日、新型コロナ流行を理由として、たとえ有効なビザや居住許可を得ているとしても中国国民以外が英国から中国本土に入国するのを一時的に禁止するとした。在ベルギー、フィリピンなどの中国大使館も同様の声明文を公表した。

在中英商工会議所は「突然の発表を憂慮している」とした上で、制限の期間を明確にするよう中国政府に求めた。

イングランドは5日から1カ月間のロックダウン(都市封鎖)を開始。英国の死者数は欧州最多となっており、1日当たり2万人超の新規感染者がでている。一方、ベルギーは人口当たりの新規感染が欧州最悪、フィリピンは感染者と死者の数が東南アジアでインドネシアに次いで多い。

また、6日からは米仏独とタイから中国本土に向かう便の全乗客に対し、新型コロナのPCR検査と抗体検査の両方を搭乗前の48時間以内に受けることを義務付ける。

8日からはオーストラリア、シンガポール、日本といった国からの渡航者にも同様の義務が課せられる。

*内容を追加しました。

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