1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

ノルウェー中銀、ゼロ金利据え置き 「経済正常化まで緩和維持」

ロイター / 2020年11月5日 19時50分

[オスロ 5日 ロイター] - ノルウェー中央銀行は5日、政策金利を予想通り過去最低のゼロ%に据え置いた。新型コロナウイルス流行の影響から経済が回復するはっきりとした兆候が出るまでは、緩和的な政策を維持する方針を示した。

金融政策委員会は声明で「ノルウェー経済は深刻な低迷のさなかにある」と指摘。ただ、経済の全般的な状況は、9月の前回発表以降、予想通りに推移しているとした。

その上で「急激な景気の落ち込みと見通し巡る著しい不確実性は、経済状況が正常化する明確な兆候が表れるまで政策金利を据え置くことを示唆している」と説明した。

ロイターがまとめたエコノミスト調査では全員が現状維持を予想していた。

0937GMT(日本時間午後6時37分)現在、ノルウェー・クローネは1ユーロ=10.90クローネと、小幅に下落している。

ノルウェー中銀は新型コロナウイルスの流行による打撃を緩和するために3月から5月にかけて政策金利を3回にわたって引き下げた。9月には2022年終盤から金利が上昇に転じるとの見通しを示した。

中銀は12月に経済と政策金利の見通しを含む四半期金融政策報告を発表する。

ロイターが調査したエコノミストの多くは、早ければ2022年前半に利上げが始まると予想している。

DNBのチーフエコノミスト、シャスティ・ハウクラン氏は、今回の政策決定について、新型コロナの感染拡大を防止するための行動制限再開による見通し悪化と、低金利を受けた住宅価格上昇とのバランスを取っていると指摘。

「結局のところ、今回示された金利パスは、9月の発表に近いものだ。つまり、政策金利をより長期的に据え置くというこれまでの方針を堅持しているということだ」と語った。

*内容を追加しました

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください