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午後3時のドルは102円後半、ユーロは2年9カ月ぶり高値圏

ロイター / 2021年1月5日 15時30分

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の102円後半。米国南部のジョージア州で今日行われる連邦議会上院の2議席を巡る決選投票を控えて模様眺めが広がったことで、大幅な下押しは免れた。写真は決選投票前日の4日、同州の会場に集まった共和党支持者たち。(2021年 ロイター/Brian Snyder)

[東京 5日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の102円後半。ドルは国内勢の売りやクロス円での円高進行などの影響で103円を割り込んだ。しかし、米国南部のジョージア州で今日行われる連邦議会上院の2議席を巡る決選投票を控えて模様眺めが広がったことで、大幅な下押しは免れた。

同決選投票で共和党候補が勝利すれば、ねじれ議会が解消されず、大規模な刺激策の承認が阻害されることが警戒されている。民主党候補が勝利すれば、一段の刺激策実施への期待感から、米長期金利が上昇し、ドル/円も下支えされる余地があるとみられている。

今後のドル/円について、FXプライムbyGMOの常務取締役、上田眞理人氏は「もう少し下がらないと気が済まないという感じだ。ただ、コロナ感染拡大が日本国内でも急ピッチで広がる中、なぜ円を買わねばならないのかと参加者が立ち止まる瞬間がしばしばあるため、腰の入った円買いになりにくい」と述べ、今後の円高も行きつ戻りつ、じわじわ進むとの見方を示した。

長期的には「いずれ我慢ができなくなって、大幅に円高が進む局面があるかもしれないが、その場合も参加者は円を買う理由が乏しいというそもそも論に突き当たり、去年の3月のように円高が一時的なものに終わる可能性が大きい」と上田氏はみている。

ユーロは前日の海外市場で1.2310ドルまで上昇し、12月30日に付けた2年9カ月ぶり高値と面合わせしたあと反落したが、きょうの東京市場では1.2277ドルまで買い戻され、高値圏にとどまった。

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁や理事らが度々ユーロ高をけん制しているためユーロ買いには警戒感があるものの、市場では「とりあえずはドルを売って、ドル以外の通貨を買う流れが新年も続いている」(証券会社)という。

英ポンドは前日1.3703ドルまで上昇し、2018年5月以来2年8カ月ぶり高値を付けたあと急失速したが、東京市場では1.35ドル後半で底堅さを保った。

ポンド安の背景は、ジョンソン英首相が4日、新型コロナウイルス感染の急激な拡大に対処するため、イングランドで新たに全面的なロックダウン(都市封鎖)措置を導入すると発表したこと。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 102.94/96 1.2270/74 126.33/37

午前9時現在 103.12/14 1.2251/55 126.35/39

NY午後5時 103.10/14 1.2248/52 126.33/37

(為替マーケットチーム)

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