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ドル下落、人民元の対ドル基準値引き上げで=NY市場

ロイター / 2021年1月6日 7時12分

 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して下落した。写真はソウルで2013年1月撮影(2021年 ロイター/Lee Jae-Won)

[ニューヨーク 5日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して下落した。中国人民銀行(中央銀行)による人民元の対ドル基準値引き上げを受けた。一方、米ジョージア州での連邦議会上院2席を巡る決選投票が引き続き注目されている。

中国人民銀行は5日、人民元の対ドル基準値を1ドル=6.4760元に設定した。2005年7月の元切り上げ以降で最も大幅な引き上げとなる。前日のスポット相場の大幅上昇が背景。

オフショア人民元は一時6.4119元に上昇し、18年6月中旬以来の高値を付けた。週初は6.494元だった。

前日は米国株が下落する中、リスク回避の動きが強まりドルが一時的に上昇。ただ、中国人民銀行の発表を受けてリスク通貨が買われ、ドルは値下がりした。

この日は米国株が朝安後に切り返したこともドルの重しとなった。

市場はジョージア州の決選投票を注視している。民主党候補が2議席とも制した場合、民主党が上下院を実質支配することになり、追加刺激策や法人税増税、規制強化などにつながる可能性がある。

OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「ジョージア州の決選投票について見方が大きく分かれており、市場関係者は結果について頭を悩ませている」と指摘。その上で「ドル切り返しに対する楽観論が出てくるだろう。どのくらい続くのかが問題だが、ドル切り返しは避けられず、過度に積み上がったドル売りポジションは巻き戻しを余儀なくされる」と述べた。

ドル指数は0.486%安の89.429。

リスク選好度の指標とされ、人民元に追随しやすい豪ドルは1.4%高の0.7772米ドル。一時0.77775米ドルと18年4月以来の高値を付けた。

ユーロは0.42%高の1.23ドル。円は対ドルで0.45%上昇し1ドル=102.64円。

ポンドは0.45%高の1.363ドル。前日は一時1.3703ドルと18年5月以来の高値を付けた後、国内での新型コロナウイルス変異種の感染拡大やイングランドでの全面的なロックダウン(都市封鎖)措置導入を受けて0.73%下落。下落率は12月10日以降で最大だった。

暗号資産(仮想通貨)ビットコインは6.41%高の3万4077.96ドル。3日に史上最高値3万4800ドルを付けた後、前日には一時2万7734ドルまで下落するなど荒い値動きが続いている。

ドル/円 NY終値 102.72/102.75

始値 102.81

高値 102.94

安値 102.61

ユーロ/ドル NY終値 1.2294/1.2298

始値 1.2282

高値 1.2306

安値 1.2254

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