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イーサ、2カ月ぶり高値圏維持 大型アップグレード控え

ロイター / 2021年8月5日 14時42分

 暗号資産(仮想通貨)のイーサは5日、土台となっているブロックチェーン(分散型台帳)であるイーサリアムの大幅な仕組み変更を控え、2カ月ぶり高値近辺を維持している。写真は2月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[香港 5日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)のイーサは5日、土台となっているブロックチェーン(分散型台帳)であるイーサリアムの大幅な仕組み変更を控え、2カ月ぶり高値近辺を維持している。

市場関係者によると、このアップグレードは日本時間5日午後9時ごろに実施されるとみられている。

イーサは5日の取引で0.5%下落したが、週初からは約18%上昇し、6月上旬以来の高値圏にある。

「イーサリアム改善提案(EIP)1559」と呼ばれるアップグレードでは、取引処理の仕組みが変わり、手数料がより明確になる。

イーサの供給量が減少し、価格を大幅に押し上げる可能性もある。

バイナンスやOKExなど大手の取引所は、アップグレードが行われる時間の前後にイーサとイーサをベースとした資産の預け入れと引き出しを一時停止する方針を示している。価格変動によるリスクを抑制し、利用者の資金の安全性を守るためという。

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