中国人民銀、春節休暇控え流動性供給強化へ=政府系紙
ロイター / 2022年1月5日 17時23分
[上海 5日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は、春節(旧正月)休暇前に流動性の不足分を「適時補充」する方針だ。政府系紙の中国証券報が5日に伝えた。
今年は1月31日から始まる1週間の連休を控え、人民銀は企業や家計からのキャッシュ需要の高まりに対応するため、月の後半から公開市場操作による銀行システムへの流動性供給を強化する見込みだという。
同紙は「多くの金融機関は人民銀が適度に潤沢な流動性を維持することは確実だと考えている。人民銀は金融機関の合理的な資金需要を満たし、春節休暇を円滑に乗り切るためにリバースレポや中期貸出制度(MLF)を含むさまざまな政策ツールを活用するだろう」とした。
市場は長期休暇に向けて流動性供給が拡大するとの意見で一致しているが、人民銀がMLF融資金利を引き下げるかどうかについては、市場関係者やアナリストの間で意見が分かれている。
中信証券のチーフエコノミスト、明明氏は、銀行システムの流動性ギャップが1月に2兆6000億元(4080億8000万ドル)に達すると予測。
公式データによると、1月には追加で5000億元のMLF融資が期限を迎える。
野村によると、中国の不動産開発会社は2100億元の国内債・オフショア債が第1・四半期に満期を迎える。流動性と市場心理に悪影響を及ぼす可能性がある。
10年国債利回りは先月、2020年6月以来の水準まで低下した。光大証券のチーフアナリスト、張旭氏は「(追加金融緩和に対する)極度に楽観的な期待」を反映したものだと指摘。
明氏は「利下げの可能性は高くない。債券市場のレバレッジが現在、相対的に高いことを考えると、流動性レベルの変化は増幅されるだろう」と述べた。
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