米30年物住宅ローン金利が7.53%、2000年11月以来の高水準
ロイター / 2023年10月5日 10時40分
10月4日、米抵当銀行協会(MBA)が発表した前週(9月23―29日)の週間住宅ローン平均金利は4週連続で上昇し、30年固定金利型が7.53%で2000年11月以来の高水準となった。米首都ワシントンで2022年7月撮影(2023年 ロイター/Sarah Silbiger)
Amina Niasse
[ニューヨーク 4日 ロイター] - 米抵当銀行協会(MBA)が4日発表した前週(9月23―29日)の週間住宅ローン平均金利は4週連続で上昇し、30年固定金利型が7.53%で2000年11月以来の高水準となった。これに伴って住宅ローン申し込みが1996年以来、27年ぶりの低水準に落ち込んだ。
MBAのジョエル・カン副会長は「最近の米国債利回り上昇の影響を受けた」と述べた。住宅ローン金利の主要指標の10年物国債利回りは今週4.8%に達し、リーマン・ショックによる世界金融危機以来の高水準に跳ね上がった。
米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを22年3月に開始して以降、10年債利回りと30年住宅ローン金利のスプレッドは徐々に拡大し、現在は約3%ポイントと、記録的な水準に迫る。
こうした動きは住宅購入を望む人々に借り入れコストのさらなる増大をもたらしている。
カン副会長によると、無理なくローン払いできるタイプとして変動金利型が選好され、前週はローン全体に占める割合が前々週の7.5%から8.0%に拡大し、今年3月以来の大きさとなった。
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