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フィリピン9月CPIは前年比6.1%、コメ価格上昇で2カ月連続加速

ロイター / 2023年10月5日 13時8分

 フィリピン統計局が5日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同期比6.1%上昇した。写真はマニラの市場で1月撮影(2023年 ロイター/Lisa Marie David)

Neil Jerome Morales Mikhail Flores

[マニラ 5日 ロイター] - フィリピン統計局が5日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同期比6.1%上昇した。2カ月連続で加速し4カ月ぶりの大幅な伸びを記録した。

コメの価格が2桁上昇したことが響いた。中央銀行に対する利上げ再開圧力が高まる可能性がある。

8月の上昇率は5.3%、ロイター調査の予想は5.3%だった。年初からの平均インフレ率は6.6%となり、中銀の今年の目標(2─4%)の達成が遠のいた。

9月はコメの価格が17.9%上昇し、14年ぶりの高い伸びとなった。食品全体では10.0%上昇した。

しかし変動の激しい食品とエネルギー価格を除いたコアインフレ率は5.9%と8月の6.1%から鈍化した。

フィリピン中銀は過去2回の政策決定会合で金利を据え置いたが、

9月のCPIが予想を上回ったことで利上げを再開する可能性がある。

INGのエコノミスト、ニコラス・マパ氏は「今回のデータとインフレ経路の変化を受けて、今年1回か2回の(利上げが)行われる可能性が高くなった」と述べた。利上げ時期は米連邦準備理事会(FRB)の動向を踏まえて決定されるとの見方を示した。

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