米シティグループ、解雇や人員再配置の大枠＝内部メモ

　米シティグループは過去数十年で最大級の組織再編に伴い、１１月までに解雇組、配置転換組、残留組を決める方針だ。写真はシンガポールのシティバンク支店前で２００９年２月撮影(２０２３年　ロイター/Vivek Prakash)

Lananh Nguyen　Tatiana Bautzer　Saeed Azhar

[ニューヨーク ４日 ロイター] - 米シティグループは過去数十年で最大級の組織再編に伴い、１１月までに解雇組、配置転換組、残留組を決める方針だ。４日に世界中の従業員に送られた内部メモをロイターが入手した。

最高人事責任者のサラ・ウェクター氏はこのメモで「一部の職務は変更され、新たな職務が設けられる可能性があり、新体制にそぐわない職務は廃止される」と説明した。次の発表は１１月の予定だという。

廃止される職務に就いている従業員は他の職務への転換を申請する資格が与えられる可能性がある。

２人の消息筋によると、シティグループは４日に経営幹部による会議も開いた。消息筋の１人によると、その席で複数の役員がウェクター氏のメモで概略が記されていた計画について説明したという。

シティグループはメモや経営幹部の会合についてコメントを避けた。

シティのジェーン・フレイザー最高経営責任者（ＣＥＯ）は先月、組織簡素化のための大規模な織再編を発表していた。