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日経平均は6日ぶり反発、続落の反動買い 米金利上昇一服で安心感

ロイター / 2023年10月5日 15時29分

 10月5日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比548円48銭高の3万1075円36銭と6営業日ぶりに反発した。写真は2020年10月、東証で撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比548円48銭高の3万1075円36銭と6営業日ぶりに反発した。米長期金利の上昇一服や、それを受けた米株高を好感した。前日までの5営業日で大幅に下落していたこともあり、自律反発を期待した買いが優勢となった。

日経平均は206円高と反発してスタート。その後は前日終値に接近する場面もあったが、徐々に上値を切り上げた。市場では「突っ込み警戒感がでていた。直近の下落は半期末の需給などの影響が大きかったと確認され、目先の底を打った可能性がある」(岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長)との声が聞かれた。

直近に売られていた銘柄の物色が目立った。半導体関連が総じてしっかり。自動車を含む輸送用機器は、セクター別の値上がり率上位に入った。一方、原油価格が下落基調にある中、鉱業は軟調だった。指数は後場にも上げ幅を徐々に拡大し一時557円高の3万1083円90銭に上昇した。「半信半疑で動けなかった人たちが徐々に買いを入れた」(国内証券のアナリスト)との声があった。

大引けにかけては、利益確定売りが強まる場面もあった。前日の米国市場では、9月ADP全米雇用報告の民間部門雇用者増加数が市場予想を下回り、金利の上昇一服につなががった。週末6日に公表される米雇用統計の前哨戦と位置づけられているが、ズレが出やすいともみられており、雇用統計への警戒感は引き続きくすぶっている。

米議会運営の先行き不透明感への懸念もある。米議会下院で野党・共和党のマッカーシー議長が解任されたことを受け、後任選びが難航するとの見方が広がっている。

TOPIXは2.02%高の2263.76ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比2.03%高の1165.01ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆7403億5000万円だった。東証33業種では、値上がりは証券やその他金融、不動産など32業種で、値下がりは鉱業の1業種だった。

アドバンテストやトヨタ自動車がしっかり。NTTドコモとの資本業務提携を受けてマネックスグループはストップ高となり、年初来高値を更新した。一方、INPEXが軟調。太陽誘電は年初来安値を更新した。

新興株式市場は、マザーズ総合が3.34%高の700.42ポイントと、大幅に反発。上場2日目のキャスターの初値は公開価格の3倍の2319円だった。その後、初値を下回る1819円で取引を終えた。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1725銘柄(94%)、値下がりは97銘柄(5%)、変わらずは13銘柄だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 31075.36 +548.48 30733.65 30,565.32─3

1,083.90

TOPIX 2263.76 +44.87 2234.22 2,225.67─2,

265.87

プライム市場指数 1165.01 +23.14 1149.01 1,145.43─1,

166.02

スタンダード市場指数 1109.82 +18.52 1098.31 1,098.31─1,

110.39

グロース市場指数 899.20 +27.01 881.69 881.69─900.

60

マザース総合 700.42 +22.62 685.70 685.70─701.

61

東証出来高(万株) 165238 東証売買代金(億円 37403.50

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