ゼレンスキー氏、アルメニア首相と会談 アゼル大統領とも電話会談

ウクライナのゼレンスキー大統領は５日、スペインで開かれている欧州政治共同体（ＥＰＣ）の首脳会議に出席した際、アルメニアのパシニャン首相と会談し、南コーカサスの治安情勢について協議した。スペインで撮影（２０２３年　ロイター/Juan Medina）

[キ―ウ ５日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は５日、スペインで開かれている欧州政治共同体（ＥＰＣ）の首脳会議に出席した際、アルメニアのパシニャン首相と会談し、南コーカサスの治安情勢について協議した。

ゼレンスキー氏は「ウクライナは南コーカサスの安定と、この地域の国々との友好関係に関心を持っている」と短文投稿サイトのＸ（旧ツイッター）に投稿。パシニャン首相と二国間協力のほか、地域経済プロジェクトについても協議したと明らかにした。

ウクライナのクレバ外相はこれに先立ち、ゼレンスキー大統領がアゼルバイジャンのアリエフ大統領と電話会談を行ったと明らかにしていた。

クレバ外相はテレビ放映されたコメントで「南コーカサスで地殻変動のような大きな変化が起きていることは誰もが理解している」とし、「ロシアが影響力を持たないようになければならない。同時に（この地域を）安定化させ、貿易関係を発展させる機会が必要だ。このためにゼレンスキー大統領は、アゼルバイジャンとアルメニアとの外交的な取り組みを強化している」と語った。