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米国株式市場=小反落、雇用統計待ち

ロイター / 2023年10月6日 7時35分

 10月5日、米国株式市場は小反落して取引を終えた。投資家は金利見通しに関するさらなる手掛かりを得ようと6日発表の米雇用統計を待っている(2023年 ロイター/Mike Segar)

Caroline Valetkevitch

[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米国株式市場は小反落して取引を終えた。投資家は金利見通しに関するさらなる手掛かりを得ようと6日発表の米雇用統計を待っている。

米労働省が5日発表した新規失業保険週間申請件数は、依然として底堅い労働市場の状況を示す内容だった。

今週16年ぶりの高水準に上昇していた米国債利回りはこの日低下した。

主要株価3指数はいずれも日中安値から大きく切り返して終了した。ストラテジストはS&P総合500種が200日移動平均線を上回る水準を維持していると指摘する。

スパルタン・キャピタル・セキュリティーズのチーフマーケットエコノミスト、ピーター・カーディロ氏は「利回りが幾分低下したことやサンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁の発言が支えになったようだ」と語った。

デイリー総裁は5日、連邦準備理事会(FRB)の金融政策は「かなり」制約的な領域に入っていると指摘。このところの国債利回り上昇はFRBに代わりある程度の仕事をしているため、「われわれが一段の行動をとる必要性は薄れている」と述べた。

個別銘柄では家庭用洗剤・漂白剤メーカーのクロロックスが5.2%安。四半期決算が赤字になるとの見通しが嫌気された。

デル・テクノロジーズは1.5%下落。同社が発表した売上高見通しは、生成人工知能(AI)ブームが業績に寄与するまで時間がかかる可能性があることを示した。

このところの市場の弱さを受け、投資家は今月半ばに始まる第3・四半期決算シーズンに注目している。LSEGのデータによると、S&P500採用企業の利益は1.6%増加する見通し。

米取引所の合算出来高は97億6000万株。直近20営業日の平均は106億3000万株。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.11対1の比率で上回った。ナスダックでも1.02対1で値下がり銘柄が多かった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 33119.57 -9.98 -0.03 33099.23 33174.38 32941.56

前営業日終値 33129.55

ナスダック総合 13219.83 -16.18 -0.12 13228.12 13251.18 13087.57

前営業日終値 13236.01

S&P総合500種 4258.19 -5.56 -0.13 4259.31 4267.13 4225.91

前営業日終値 4263.75

ダウ輸送株20種 14678.20 -46.69 -0.32

ダウ公共株15種 790.23 -3.85 -0.48

フィラデルフィア半導体 3406.98 -17.94 -0.52

VIX指数 18.49 -0.09 -0.48

S&P一般消費財 1251.95 -7.15 -0.57

S&P素材 486.23 -6.21 -1.26

S&P工業 841.30 -5.38 -0.64

S&P主要消費財 707.91 -14.96 -2.07

S&P金融 544.91 +2.08 +0.38

S&P不動産 209.82 +1.40 +0.67

S&Pエネルギー 654.09 -3.82 -0.58

S&Pヘルスケア 1500.08 +7.38 +0.49

S&P通信サービス 224.89 -0.28 -0.12

S&P情報技術 2934.14 +7.34 +0.25

S&P公益事業 286.59 -1.58 -0.55

NYSE出来高 9.31億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 31055 + 35 大阪比

シカゴ日経先物12月限 円建て 31030 + 10 大阪比

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