米自動車スト、ＧＭがＵＡＷに6回目の対案提示

　１０月５日、全米自動車労組（ＵＡＷ）のストライキが続く中で、ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）が５日に事態収拾のための新たな対案を提示した。ミシガン州デトロイトで２０２１年撮影（２０２３年　ロイター/Rebecca Cook）

David Shepardson　Ben Klayman

［デトロイト　５日　ロイター］ - 全米自動車労組（ＵＡＷ）のストライキが続く中で、ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）が５日に事態収拾のための新たな対案を提示した。

ＧＭによると、９月１５日にストが始まって以降で６回目の提案となる。ＵＡＷは２日にＧＭ側へ新労働協約案を示し、この時点でＧＭは労使の主張に「まだ相当な開きが残っている」としていた。

今回の提案についてＧＭは「従業員が見返りを得られて、ＧＭが成功し、将来に向けて発展できるような説得力のある内容だと信じている」とコメントした。

交渉事情に詳しい関係者によると、幾つかの重要な分野で動きが出ているという。

関係者によると、ＵＡＷとフォードは賃上げを巡る意見の相違が次第に小さくなってきた。別の関係者は、ＵＡＷとクライスラー親会社ステランティスの話し合いもここ数日で活発化していると明かした。