日経平均は続伸、米株高や円安が支援 個別物色も活発
ロイター / 2024年2月5日 15時34分
2月5日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比196円14銭高の3万6354円16銭と続伸して取引を終えた。写真は都内にある東京証券取引所で2020年10月撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比196円14銭高の3万6354円16銭と続伸して取引を終えた。米株高や為替のドル高/円安が支援した。決算などを材料にした個別物色も活発だった。 日経平均は261円高で寄り付いた後、一時294円高の3万6452円62銭に上昇した。前週末に発表された1月米雇用統計は強い結果となり、ドル/円は148円台へと上昇。輸送用機器など輸出関連株を中心に堅調だった。 米金利の上昇基調は、銀行株を支援。10日からの春節(旧正月)を控え、インバウンド(訪日外国人)関連銘柄が物色されやすいとの見方もあった。半導体関連の一角は利益確定売りに押された。 米国経済の底堅さが意識される中、インフレの伸び鈍化基調もあいまって、米経済のソフトランディング(軟着陸)への思惑が投資家心理を支えている。一方、高値警戒感は継続しており、買い一巡後は、時間外取引の米株先物の軟調な推移をながめて、指数は伸び悩んだ。 市場では「かなり期待先行で買われてきた側面は否めない。今週は決算の山場となる。1株当たり純利益(EPS)が向上するかや、来年度の決算に期待が向かうかが焦点」(三木証券の北沢淳商品部投資情報グループ次長)との見方が聞かれた。 TOPIXは0.67%高の2556.71ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.67%高の1315.7ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆8295億5500万円だった。東証33業種では、値上がりは不動産や銀行、輸送用機器など27業種で、値下がりは海運や卸売、倉庫・運輸関連など6業種だった。 前週末に決算を発表したNOKが大幅高。みずほFGは昨年来高値を更新した。米ファンドが自社株買いを要求したと伝わった三井不動産は急騰し、昨年来高値を更新した。一方、取引時間中に決算を発表した日本郵船や、伊藤忠商事は軟調だった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.19%高の715.27ポイントと続伸した。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1106銘柄(66%)、値下がりは499銘柄(30%)、変わらずは53銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 36354.16 +196.14 36419.34 36,213.00─36,452.62
TOPIX 2556.71 +17.03 2557.47 2,546.56─2,561.29
プライム市場指数 1315.70 +8.78 1316.48 1,310.48─1,317.73
スタンダード市場指数 1235.77 +5.20 1234.10 1,232.06─1,236.67
グロース市場指数 904.03 +10.39 894.87 890.17─905.66
グロース250指数 715.27 +8.40 707.67 703.46─717.07
東証出来高(万株) 186986 東証売買代金(億円) 48295.55
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