米国務長官が中東歴訪開始、サウジのムハンマド皇太子と会談

中東歴訪を開始した米国のブリンケン国務長官は５日、サウジアラビアに到着した。２０２２年７月撮影（２０２４年　ロイター/Olivier Douliery）

Humeyra Pamuk

[リヤド ５日 ロイター] - 中東歴訪を開始した米国のブリンケン国務長官は５日、サウジアラビアに到着し、事実上の最高権力者ムハンマド皇太子と会談した。

ブリンケン長官はムハンマド皇太子と約２時間にわたり会談。宿泊先のホテルに戻る際、報道陣に手を振ったものの、質問には答えなかった。

ブリンケン氏はこの後エジプト、カタール、イスラエルを訪問し、エジプトとカタールが仲介する人質解放協議などの進展を目指す。

ブリンケン長官が中東を訪問するのは昨年１０月のイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲攻撃以降で今回が５回目。

米政府高官は記者団に対し、ブリンケン長官の今回の中東歴訪の主な目的は「米国は紛争をエスカレートさせないというメッセージをこの地域の国々に直接伝える」ことだとし、実際に訪問して直接こうしたメッセージを伝えることが重要になると語った。