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NY外為市場=ドル指数3カ月ぶり高値、米積極利下げ観測後退

ロイター / 2024年2月6日 7時6分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が上昇し約3カ月ぶりの高値を付けた。2022年2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク/ロンドン 5日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が上昇し約3カ月ぶりの高値を付けた。新たに発表された米経済指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利下げに踏み切るとの観測が後退した。

米供給管理協会(ISM)が5日発表した1月の非製造業総合指数は53.4と前月の50.5から上昇し、予想の52.0も上回った。新規受注の増加と雇用の回復で押し上げられた。投入価格指数は11カ月ぶりの水準に上昇し、米連邦準備理事会(FRB)が3月に利下げに着手する可能性が一段と低下した。

一方、FRBのパウエル議長は4日放送されたCBSのインタビューで、経済が堅調な中、当局者にはインフレ率が低下し続けるという確信を強めるための時間があるとし、利下げ時期を巡る問題に「慎重」にアプローチできるという認識を示したことを受けた。

パウエル議長の発言を受け、米債利回りは序盤の取引で上昇。ISM非製造業総合指数後も一段と上昇した。

ドルはG10全通貨に対して上昇した。

また、他の主要6通貨に対するドル指数は一時104.60と11月14日以来の高値を記録。終盤は0.36%高の104.40だった。

ユーロ/ドルは一時1.0721ドルと11月14日以来の安値。終盤は0.43%安の1.0744ドルだった。

日本円は11月27日以来の安値となる1ドル=148.89円まで下落。終盤は148.68円だった。

ラボバンクのシニア外為ストラテジスト、ジェーン・フォーリー氏は「ユーロ圏経済の低迷もユーロの重しになっている可能性があると言及。「ドイツは停滞している。ユーロが大きく上昇するのが本当に難しい時期に入るだろう」と述べた。

ドイツ連邦統計庁が5日発表した2023年12月の貿易統計によると、輸出は前月比4.6%減で、ロイターがまとめた市場予想の2.0%減よりも大幅なマイナスとなった。世界的な需要の低迷が響いた。

フェデラル・ファンド(FF)金利先物市場では現在、FRBが今年、約115ベーシスポイント(bp)の利下げを実施するとの見方を織り込んでいる。昨年末時点では約150bpだった。

CMEグループのフェドウオッチによると、3月の利下げ確率は14.5%と、1週間前の46.2%から大幅に低下した。

ポンド/ドルはドル高を受けて0.75%安の1.2537ドルと12月13日以来の安値を付けた。

英国立統計局(ONS)は5日、昨年9─11月の失業率を試験的に公表していた推計値の4.2%から3.9%へ大幅に修正した。ただ、ポンドへの影響は限定的だった。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは約1.4%安の4万2355.70ドル。

ドル/円 NY終値 148.67/148.69

始値 148.43

高値 148.89

安値 148.40

ユーロ/ドル NY終値 1.0741/1.0745

始値 1.0753

高値 1.0757

安値 1.0724

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