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米戦略石油備蓄の補充ペース加速は可能=エネルギー長官

ロイター / 2024年6月5日 9時1分

6月4日、 グランホルム米エネルギー長官(写真)は、ロイターのインタビューで、今後は戦略石油備蓄(SPR)の補充ペース加速が可能になるとの見方を示した。プエルトリコで2023年3月撮影(2024年 ロイター/Gabriella N. Baez)

Timothy Gardner

[ワシントン 4日 ロイター] - グランホルム米エネルギー長官は4日、ロイターのインタビューで、今後は戦略石油備蓄(SPR)の補充ペース加速が可能になるとの見方を示した。

今年に入ってエネルギー省は、毎月約300万バレルをSPR向けに購入している。

これについてグランホルム氏は、テキサス州とルイジアナ州にある備蓄施設の数カ所で現在実施している保守管理作業が年末までに完了し、全施設の受け入れ態勢が整うと説明。そうなれば、市場動向次第で補充ペースが上向くことが想定できると述べた。

バイデン政権は、原油価格が1バレル=80ドルを下回っている限り、購入を継続する意向を示している。

グランホルム氏は「納税者にとって適切な局面にある市場環境をうまく活用し続けていきたい」と語った。

SPRは2022年、ロシアによるウクライナ侵攻に伴うガソリン価格の高騰を抑える目的で大量に売却された。

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