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景気浮揚目的との指摘一蹴、Tビル発行巡り米財務長官

ロイター / 2024年6月5日 9時55分

6月4日、 イエレン米財務長官(写真)は財務省が比較的金利の高い短期証券(Tビル)を意図的に増発し、11月の大統領選を前に景気浮揚を図っているとする共和党上院議員の指摘を一蹴した。米議会で同日撮影(2024年 ロイター/Anna Rose Layden)

David Lawder

[ワシントン 4日 ロイター] - イエレン米財務長官は4日、財務省が比較的金利の高い短期証券(Tビル)を意図的に増発し、11月の大統領選を前に景気浮揚を図っているとする共和党上院議員の指摘を一蹴した。

同氏は上院小委員会の公聴会で、財務省の債券発行はコロナ禍以降、短期証券の比率が高くなっているものの、過去の標準や財務省借入諮問委員会の市場参加者による助言に沿っていると説明。

「われわれは決して市場のタイミングを見計ることはない。財務省の債務管理の基本は定期的で予測可能な発行で、長期的にそれが適切だ」と述べた。

共和党のジョン・ケネディ、ビル・ハガティ両上院議員は、逆イールドの中でより高い金利で債券を発行しているとイエレン氏を非難した。足元の利回りは米10年債の4.33%に対し、3カ月物Tビルは5.4%となっている。

ケネディ氏は選挙の年に経済を「シュガーハイ」(糖分摂取による興奮状態)にするためイエレン氏が短期債発行を増やしていると主張。

イエレン氏は短期債発行によってシュガーハイが生じることはないと反論し、市場参加者は短期金利が4.5%を大きく下回る水準に低下すると予想しており、現在の金利で債務を10年固定すれば、長期借り入れコストは現在の見通しより高くなる可能性が大きいとした。

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