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英サービスPMI、5月改定は6カ月ぶり低水準 インフレ圧力低下

ロイター / 2024年6月5日 18時58分

S&Pグローバル/CIPSが5日発表した5月の英サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.9と6カ月ぶりの低水準となった。写真はロンドンで2016年10月撮影(2024年 ロイター/Hannah McKay)

David Milliken

[ロンドン 5日 ロイター] - S&Pグローバル/CIPSが5日発表した5月の英サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.9と6カ月ぶりの低水準となった。

インフレ圧力は3年ぶりの低水準となり、イングランド銀行(英中央銀行)が年内に利下げする可能性が高まった。

サービスPMIは速報値と一致した。4月は55.0と11カ月ぶりの高水準だった。

総合PMIは53.0と2カ月ぶりの低水準となった。1年ぶりの高水準だった4月の54.1から低下した。

S&Pによると、5月のPMIは第2・四半期の国内総生産(GDP)成長率が0.3%と、第1・四半期の半分になることを示している。

サービスPMIと総合PMIの両方で生産価格が3年ぶりの低い伸びとなった。

S&Pのプリンシパルエコノミスト、ジョー・ヘイズ氏は「サービス部門の販売価格の伸びは3カ月連続で鈍化した」とし、「(英中銀の)金融政策委員会にとって非常に心強いことで、サービス価格の軌道が正しい方向に向かっていることを示している」と述べた。

ただS&Pは物価上昇圧力は依然としてコロナ禍前の水準を上回っていると指摘した。

企業は先行きについて「非常に楽観的」で、金利低下と成長回復への期待を反映していると分析した。従業員数は若干増加した。

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