IAEA理事会、イランに協力強化と査察受け入れ要請 決議採択
ロイター / 2024年6月6日 3時38分
The logo of the International Atomic Energy Agency (IAEA) is displayed at the agency's headquarters on the opening day of a quarterly meeting of its 35-nation Board of Governors in Vienna, Austria, June 3, 2024. REUTERS/Leonhard Foeger
[ウィーン 5日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)は5日の理事会で、イランに対し、IAEAとの協力を強化し、査察官の受け入れ拒否を撤回するよう求める決議を採択した。
外交筋によると賛成20票、反対2票、棄権12票だった。ロシアと中国が反対票を投じた。
IAEAは2022年11月、イランの未申告施設3カ所でウランの痕跡が検知された問題を受けIAEAの調査に早急に協力するよう求める決議を採択。調査対象施設は3カ所から2カ所に絞られたが、痕跡が検知された背景についてイランから満足のいく回答を得られていないほか、前回の決議採択以降、IAEAがイランで直面している問題が増えており、今回の決議ではイランにそれらの問題の一部に対処するよう求めている。
昨年9月にはイランがIAEAの一部査察官の受け入れ拒否を通告。IAEAのグロッシ事務局長は「不相応かつ前例のない」行為であり、IAEAによる適切な任務遂行に対する「非常に深刻な打撃」と非難していた。
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