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サウジアラムコ、7月のアジア向け主要油種価格引き下げ 5カ月ぶり

ロイター / 2024年6月6日 8時41分

6月5日、サウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコは、主要油種アラブ・ライト原油について、7月のアジア向け公式販売価格(OSP)を引き下げた。写真は同社のロゴ。2019年10月撮影(2024年 ロイター/Maxim Shemetov)

Robert Harvey

[ロンドン 5日 ロイター] - サウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコは、主要油種アラブ・ライト原油について、7月のアジア向け公式販売価格(OSP)を引き下げた。ロイターが入手した資料で5日判明した。

7月のアジア向けOSPは、オマーン・ドバイ産原油の平均価格に1バレル=2.40ドルを上乗せした水準に設定。前月から0.50ドルの引き下げとなる。引き下げは5カ月ぶり。

アジア向けの他の油種のOSPは0.40─0.60ドル引き下げられた。

製油関係者は、サウジアラムコがアジア向け価格を引き下げることを予想していた。中東原油指標価格の下落と、アジア製油業者の利幅縮小が背景にある。

アジア向け価格の引き下げは、非OPEC産油国の力強い供給増や世界経済の逆風といった、石油輸出国機構(OPEC)加盟産油国が直面する圧力を浮き彫りにしている。

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