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日経平均は6日ぶり小反落、史上最高値更新後は利益確定優勢

ロイター / 2024年7月5日 15時39分

 7月5日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比1円28銭安の4万0912円37銭と、6営業日ぶりに小幅反落して取引を終えた。都内で2020年10月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

Hiroko Hamada

[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比1円28銭安の4万0912円37銭と、6営業日ぶりに小幅反落して取引を終えた。日経平均は約3カ月ぶりに史上最高値を更新し、一時4万1100円台まで値上がりしたが、次第に利益確定売りが優勢となった。ただ、下げ幅がどんどん広がる展開にはならず、底堅さも確認された。TOPIXも連日の史上最高値更新となった。

日経平均は前営業日比95円高で寄り付いた後、上げ幅を拡大し、4万1100円13銭まで上昇。史上最高値を更新した。TOPIXも寄り付き直後に史上最高値を更新し、2906.80ポイントまで上昇した。日経平均は上昇一服後マイナス圏に沈んだが、再びプラス圏に浮上し底堅さを維持した。

一方、後場に入ると為替が円高方向に振れたことなどが重しとなり、利益確定売りが優勢となった。後場前半に一時1160円超安の4万0746円89銭で安値を付けた後、小幅安の水準でもみ合いが続いた。セクター別では、足元で上昇が目立っていた海運、輸送用機器などが軟調に推移した。

日本株は堅調な動きが続いており、市場では「円安基調を受けた企業業績への期待感や東証による資本効率改善の改革もあり、目先もしっかりした展開が続くのではないか」(なかのアセットマネジメントのチーフポートフォリオマネージャー・山本潤氏)との声が聞かれた。

ただ、米経済指標次第で株価が上下する可能性はあり、「今晩公表される6月米雇用統計が強い結果となればインフレ再燃の懸念が高まり、相場の波乱要因になりかねない」(国内証券・ストラテジスト)との指摘も出ていた。

TOPIXは0.49%安の2884.18ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は4兆0288億8600万円だった。プライム市場指数は0.49%安の1484.51ポイントだった。東証33業種では、サービス、医薬品、その他製品など6業種が値上がり。海運、輸送用機器、電気・ガスなど27業種は値下がりした。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.54%高の657.45ポイントと、3日続伸した。

個別では、指数寄与度の大きいファーストリテイリング、ソフトバンクグループが小幅高だった。半導体関連では東京エレクトロンが1%超高、アドバンテストが2%超安。主力のトヨタ自動車は2%超安だった。

前日に業績と配当予想の引き上げを公表したキユーピーは7%超高と堅調。一方、前日公表の決算内容が嫌気されたオンワードホールディングスは7%超安だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり303銘柄(18%)に対し、値下がりが1314銘柄(79%)、変わらずが28銘柄(1%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 40912.37 -1.28 41009.36 40,746.89─

41,100.13

TOPIX 2884.18 -14.29 2900.18 2,878.84─2

,906.80

プライム市場指数 1484.51 -7.38 1492.86 1,481.83─1

,495.98

スタンダード市場指数 1281.95 -6.69 1289.95 1,281.95─1

,290.91

グロース市場指数 846.63 +3.77 843.03 842.27─848

.07

グロース250指数 657.45 +3.53 653.86 652.83─658

.17

東証出来高(万株) 163561 東証売買代金(億円 40288.86

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