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ロシア、黒海のクリミア拠点失いつつある=ウクライナ海軍司令官

ロイター / 2024年7月5日 16時48分

 7月5日、ウクライナ海軍司令官のオレクシー・ネイジュパパ中将(写真)はロイターのインタビューに応じ、ロシア海軍の黒海艦隊がほぼ全ての戦闘可能な艦船を占領下のクリミアから他の場所に移動させることを余儀なくされ、主要拠点はウクライナによる攻撃のため無力化しつつあると述べた。写真は6月、南部オデーサ(オデッサ)で撮影(2024年 ロイター/Tom Balmforth)

Tom Balmforth

[オデーサ(ウクライナ) 5日 ロイター] - ウクライナ海軍司令官のオレクシー・ネイジュパパ中将はロイターのインタビューに応じ、ロシア海軍の黒海艦隊がほぼ全ての戦闘可能な艦船を占領下のクリミアから他の場所に移動させることを余儀なくされ、主要拠点はウクライナによる攻撃のため無力化しつつあると述べた。

ミサイルと水上ドローン(無人艇)の攻撃でロシアにとって重要な兵站拠点であるセバストポリ基地は大きな被害を受けたと指摘。「彼ら(ロシア)は明らかにこの拠点を失いつつある」と語った。

移動した艦船はノボロシスクやアゾフ海に停泊しているという。

ネイジュパパ氏は、黒海東部沿岸にあるロシアのノボロシスク海軍基地にはクリミアのセバストポリのような大規模な設備はなく、巡航ミサイルの保管・装填場所として機能していると述べた。

同氏によると、ウクライナはこれまでに27隻の艦船を破壊したり、損傷させたりしたが、そのうちの5隻はセバストポリ湾近くにウクライナの水上ドローンが敷設した機雷によって破壊された。

ロシア国防省からはコメントを得られなかった。

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