上海汽車、ＥＶ関税巡り公聴会要請へ 「欧州委調査で見落とし」

７月５日、中国国有の自動車メーカーである上海汽車集団は、ＥＵが中国製ＥＶへの暫定追加関税を発動したことを受け、欧州委員会に公聴会の開催を要請すると表明した。写真は同社のロゴ。１月撮影（２０２４年　ロイター／Dado Ruvic）

Sarah Wu　Ella Cao

[北京 ５日 ロイター] - 中国国有の自動車メーカーである上海汽車集団は５日、欧州連合（ＥＵ）が中国製電気自動車（ＥＶ）への暫定追加関税を発動したことを受け、欧州委員会に公聴会の開催を要請すると表明した。

「欧州委は調査中に自社が提出した情報や反論の一部を見落とした」と主張している。

欧州委の報告書は中国政府と上海汽車が調査への協力に消極的だったとし、同社に最も高い追加関税率３７．６％を課した。

ＥＵ官報の暫定関税公告を受け、中国やＥＶ製造業者などの利害関係者は７月１８日までに意見を述べることが可能。また、公聴会の開催も要求できる。