菓子大手の米マース、同業ケラノバの買収を検討=関係筋
ロイター / 2024年8月5日 9時57分
[4日 ロイター] - 菓子大手の米マースが同業ケラノバの買収を検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。マースは「M&M’s」や「スニッカーズ」などのブランドを展開。昨年10月にWKケロッグから分離したケラノバは「チーズイット」や「プリングルズ」などを製造している。
マースがケラノバを買収すれば、パッケージフード業界で最大級の案件となる。ケラノバの債務を含めた企業価値は約270億ドルと評価されている。この買収計画は、菓子業界の再編を認めるかどうかを巡る当局の意向を試すことになりそうだ。
ケラノバの株価はWKケロッグからの分離以降、約20%上昇しているが、それでもハーシーやモンデリーズ・インターナショナルといった同業他社より株価は割安であり、潜在的な買収の標的となっている。
関係者は、ケラノバがマースからの買収提案を受け入れる確証はないと話した。別の企業が買い手としてケラノバに接触することもあり得る上、どの企業も合意に到達できない可能性もあるという。
ケラノバはコメントを拒否した。マースの広報はコメント要請に返答していない。
創業者フランク・C・マース氏の子孫が保有しているマースは年間の売上高が約470億ドル。これまでに事業の分散化を進めており、現在は「ペットケア」、「スナッキング」、「フード・アンド・ニュートリション」の3部門を運営している。ケラノバは21カ国で製品を生産、180カ国超で販売している。
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