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米国債利回りが一段と低下、景気後退懸念で大幅利下げ織り込む

ロイター / 2024年8月5日 11時29分

 8月5日、米国債利回りはアジア時間午前の取引で一段と低下した。写真は米ドル紙幣。シンガポールで2017年6月撮影(2024 ロイター/Thomas White)

Ankur Banerjee

[5日 ロイター] - 米国債利回りはアジア時間5日午前の取引で一段と低下した。先週発表の米雇用統計の弱い内容を受けて景気後退(リセッション)懸念が強まっており、連邦準備理事会(FRB)による大幅利下げを織り込む動きとなっている。

10年債利回りは4.9ベーシスポイント(bp)低下の3.747%。一時、1年ぶりの低水準である3.723%を付けた。先週は約40bp低下と、週間ベースで2020年3月以来の大幅低下となった。

CMEのフェドウオッチによると、9月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.50%ポイント利下げの確率は75%となった。

INGのエコノミストは「FRBが7月に利下げを行うべきだったのに後手に回ったとの見方も一部である」と指摘。

臨時会合を開いて緊急利下げを行うとの一部予想は「完全に見当違いというわけではないが、直近の指標を総合するとそこまで悪い内容ではまだない」とした。

2年債利回りは一時6.4bp低下し、3.808%を付けた。

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