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午前の国債先物は大幅続伸、長期金利一時0.8%割れ 米金利低下で

ロイター / 2024年8月5日 11時55分

 8月5日午前の東京円債市場で、国債先物中心限月9月限は、前営業日比1円66銭高の145円46銭と大幅続伸して午前の取引を終えた。写真は円紙幣。2022年11月撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 5日 ロイター] -   5日午前の東京円債市場で、国債先物中心限月9月限は、前営業日比1円66銭高の145円46銭と大幅続伸して午前の取引を終えた。新発10年国債利回り(長期金利)は同13.5ベーシスポイント(bp)低下の0.820%。序盤には一時0.785%と、4月10日以来約4カ月ぶりの低水準をつける場面もあった。米景気減速懸念を背景に米金利が大幅低下した流れが波及した。

きょうの国債先物は寄り付きから買い優勢の展開が続いた。序盤に前営業日比2円高をつけたことから、一時サーキットブレーカーが発動した時間帯もあった。

米雇用統計の弱い結果を受けて連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測が台頭し、10年国債利回り(米長期金利)がアジア時間の取引でも一段と低下して1年ぶり低水準となったこと[L6N3JS03D]が円債買いの材料となった。

岡三証券の長谷川直也チーフ債券ストラテジストは「米景気の減速・後退懸念と円高進行により、日銀の利上げ・正常化がスムーズには行かないのではないかとの見方から、金利低下の反応自体は自然だと思うが、市場のリアクションがやや大きい」と話す。

長期金利が一時0.8%を割り込んだことについて、日銀の利上げでイールドカーブの起点が上がり国債買い入れ減額も進められる中で「イールドカーブ・コントロール(YCC)をやっていたころの水準まで低下するというのは違和感を覚える。今後は米金利や株、為替の動きをにらみながら、落ち着きどころを探る展開となるだろう」との見方を示した。

現物市場で10年物以外の新発国債利回りも総じて大幅低下。2年債は前営業日比10.0bp低下の0.310%、5年債は同13.5bp低下の0.440%、20年債は12.0bp低下の1.600%、30年債は同11.0bp低下の1.965%。40年債についてはまだ売買が成立していない。

TRADEWEB

OFFER BID 前日比 時間

2年 0.309 0.325 -0.086 11:01

5年 0.434 0.441 -0.142 11:00

10年 0.82 0.828 -0.132 11:01

20年 1.593 1.608 -0.118 11:01

30年 1.974 1.982 -0.103 11:01

40年 2.21 2.219 -0.115 11:01

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