午後の日経平均は一時3万3000円割れ、TOPIXは年初来安値
ロイター / 2024年8月5日 14時3分
8月5日の東京株式市場は後場に入り、日経平均株価は下げ幅を拡大する展開で、一時心理的節目の3万3000円を下回り、前営業日比2962円安の3万2946円90銭で安値を付けた。写真は都内の株価ボード。2013年12月撮影(2024年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 5日 ロイター] - 5日の東京株式市場は後場に入り、日経平均株価は下げ幅を拡大する展開で、一時心理的節目の3万3000円を下回り、前営業日比2962円安の3万2946円90銭で安値を付けた。足元は2800円超安の3万3100円台。東証株価指数(TOPIX)は取引時間中の年初来安値を更新した。
外為市場でドルが143円を一時下回ったことや、時間外取引での米株先物3指数が下げ幅を拡大したことなどが売り手掛かりとなっている。ナスダック先物は3%超安。日経平均先物では一時サーキットブレーカーが発動した時間帯もあった。
市場では「日本企業のほとんどが想定為替レートを140─145円で設定しており、為替による業績のかさ上げ効果がほぼなくなった。株にとっては相当マイナス」(国内証券ストラテジスト)との声が聞かれる。
主力株では、東京エレクトロン、アドバンテスト、トヨタ自動車、ソフトバンクグループ、レーザーテック、ファーストリテイリングが下げ幅を拡大。東証33業種では全業種が値下がりで、前場終値から下げ幅を拡大する展開となっている。
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