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独・フィリピン国防相が会談、年内に防衛協力協定を締結へ

ロイター / 2024年8月5日 14時13分

フィリピンのテオドロ国防相とドイツのピストリウス国防相は4日、マニラで会談し、国際的なルールに基づく地域の秩序を支持すると表明、年内に防衛協力協定を締結する意向を示した。4日撮影(2024年 ロイター/Lisa Marie David)

Karen Lema

[マニラ 4日 ロイター] - フィリピンのテオドロ国防相とドイツのピストリウス国防相は4日、マニラで会談し、国際的なルールに基づく地域の秩序を支持すると表明、年内に防衛協力協定を締結する意向を示した。

会談では両国軍の長期的な関係を確立する意向を確認。訓練や2国間交流を拡大するほか、両国の軍備協力を強化する機会を模索し、共同プロジェクトに取り組む方針を示した。

フィリピンと中国は南シナ海での衝突を巡り互いを非難。オランダ・ハーグの仲裁裁判所は2016年、フィリピンの訴えによる裁判で、中国が主権を唱える独自の境界線「九段線」に国際法上の根拠がないと認定した。

ピストリウス氏は共同会見で「(仲裁裁判所の)裁定は例外なく有効だ。海上の境界線を強化することがわれわれの義務であり、その義務を果たしていく」と述べた。

フィリピンは防衛強化のため軍備の近代化を図っており、テオドロ氏は「こうした能力を提供できるサプライヤーとしてドイツとの関係を模索していく」と発言。「指揮統制、接近阻止・領域拒否、海上領域、領空、より高い技術的能力を持つ装備品の分野だ」と述べた。

ピストリウス氏は、この地域へのドイツのコミットメントと関与は「誰に対しても向けられたものではない」とし「われわれはルールに基づく秩序の維持、航行の自由の確保、貿易ルートの保護を重視している」と述べた。

テオドロ氏は、フィリピンは中国を挑発しておらず、戦争を望んでいないとした上で、南シナ海での衝突の唯一の原因は「南シナ海の全てではなくても、その大半を中国が違法かつ一方的に占拠しようとしていること」にあると改めて表明した。

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