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ユーロ圏総合PMI、7月改定値は50.2へ低下 サービス業鈍化

ロイター / 2024年8月5日 18時31分

8月5日、 S&Pグローバルがまとめた7月のユーロ圏HCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.2と、前月の50.9から低下した。スペイン・ロンダで2022年10月撮影(2024年 ロイター/Jon Nazca)

[ロンドン 5日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた7月のユーロ圏HCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.2と、前月の50.9から低下した。製造業の低迷に加えてサービス業も伸び悩んだ。

速報値の50.1から小幅に上方修正され、好不況の分かれ目となる50を5カ月連続で上回った。

ハンブルク商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「ユーロ圏経済の7月の成長ペースは鈍い。部門別では、サービス業は今年初めほどの勢いがなく、工業部門は依然として低迷が続いている」と指摘した。

サービスPMIは6月の52.8から51.9に低下し、速報値とと一致した。

総合新規事業指数は49.0と前月の49.4から低下し、2カ月連続で50を下回った。ユーロ圏全体の需要が短期的に回復する兆しが見られないことが示された。

企業の値上げペースが緩和したものの、需要は振るわなかった。サービス価格指数は53.5から52.9に低下し、2021年5月以来の低水準となった。欧州中央銀行(ECB)は一段の政策緩和の余地を得られる可能性がある。

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