イスラエル、80人超のパレスチナ人遺体をガザに返還 軍事圧力は継続

［カイロ／ガザ ５日　ロイター］ - イスラエルはパレスチナ自治区ガザ地区での軍事攻撃で死亡したパレスチナ人８０人以上の遺体を返還した。

ガザ南部ハンユニスのパレスチナ民間防衛局長、ヤメン・アブ・スレイマン大佐は、遺体が地上攻撃中に軍によって墓地から掘り起こされたものなのか、それとも「拷問を受けて殺害された拘束者」かは不明とし、「占領軍は、名前や年齢などについて一切情報を提供しなかった。これは戦争犯罪であり、人道に対する罪だ」と述べた。

遺体は死因特定と身元確認のため検査を行った後、ハンユニスのナセル病院近くの共同墓地に埋葬される予定という。

パレスチナ保健省は５日、イスラエルの空爆により新たに少なくとも１８人が死亡したと発表した。