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JAL、A350―1000型機全ての安全を確認 自主点検で

ロイター / 2024年9月5日 12時26分

 9月5日、日本航空(JAL)は、香港のキャセイパシフィック航空でエンジン部品の不具合が見つかったエアバスの「A350」機について、独自のエンジン点検を実施し、保有するA350─1000型5機全ての安全を確認した。写真はJALのロゴ。都内で2020年10月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

Maki Shiraki

[東京 5日 ロイター] - 日本航空(JAL)は5日、香港のキャセイパシフィック航空でエンジン部品の不具合が見つかったエアバスの「A350」機について、独自のエンジン点検を実施し、保有するA350─1000型5機全ての安全を確認した。JAL広報担当者によると、全機が通常運航を続けている。

A350型機を巡っては、キャセイパシフィック航空が2日、チューリヒに向かっていたA350─1000型機が離陸後約1時間で香港に引き返す事態が発生。関係筋によると、燃料系統で漏洩が発生したとみられ、エンジン火災が起きたが、乗務員が直ちに消火した。

キャセイが保有する48機を検査したところ、部品交換が必要な機体が15機あったが、7日までにはA350型機の運航を全面再開するとしている。保有機のエンジンは英ロールス・ロイス製。関係筋は、今回の問題を受けて、キャセイが保有するA350に重大な規制措置が発動される兆候は現時点でないとしている。

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